業務用エアコンに突然エラーコードが表示され、運転が止まってしまったら焦りますよね。特に真夏や真冬の故障は死活問題です。修理業者を呼ぶのが一番確実ですが、実は業者を待つ間に自分たちで試せる「応急処置」や「リセット方法」があることをご存知でしょうか。
この記事では、ダイキンなどの業務用エアコンで頻発するエラーコードの意味と、現場で役立つ対処マニュアルを詳しく解説します。自分で直せる可能性があるものから、高額修理が予想される重症なエラーまで、プロの視点で網羅しました。この記事を読むことで、無駄な待ち時間や出費を抑え、最速で空調を復旧させるための判断ができるようになります。
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業務用エアコンでよく見られる「通信系統の異常」は、一時的な不具合であるケースも少なくありません。
まずは電源の「入り切り」を試す ダイキン製で「U4」などのエラーコードが出る場合、室内機と室外機の間の通信がうまくいっていないサインです。このとき、まずはブレーカーを落として5分ほど放置し、再び電源を入れてみてください。これだけで基盤がリセットされ、正常に復旧することが多々あります。
復旧しない場合は基盤故障の可能性 電源を入れ直してもエラーが消えない場合は、室内機または室外機のプリント基盤自体が故障している可能性が高くなります。この状態になると専門業者による部品交換が必要です。
冷房をフル稼働させる夏場に多いのが、エアコン内部に水が溜まって止まってしまうエラーです。
一時的に水を抜くことで復旧可能 「A3」などのエラーは、室内機のドレンパン(水受け)に水が溜まりすぎ、溢れるのを防ぐために安全装置が働いた状態です。主な原因はドレンポンプの故障や排水管の詰まりですが、応急処置として室内機のドレンパンにある排水キャップを外し、溜まった水をすべて抜くことで、再び水が溜まるまでの数時間は運転を再開できる場合があります。
根本解決には洗浄や修理が必要 水を抜くのはあくまで「その場しのぎ」です。数時間後には再び水が溜まって止まるため、早急にドレンポンプの交換や、配管内のヘドロ清掃を業者に依頼しましょう。
エアコンの利きが悪くなり、無理な運転が続くことで発生するエラーもあります。これらは日頃のメンテナンス不足が原因であることも多いです。
E4・E6エラーが出た時の確認ポイント
ガス不足(E4など)の場合 清掃しても直らない場合や、配管の接続部からガスが漏れている場合は「冷媒ガス不足」が疑われます。この場合は業者による漏れ箇所の特定とガス充填が必要です。
エアコンの心臓部である「圧縮機(コンプレッサー)」が故障した場合、修理費用は非常に高額になります。
コンプレッサー故障は修理か交換かの瀬戸際 「E5」などのエラーでコンプレッサーの故障が確定した場合、修理費用は20万円〜30万円に達することもあります。
10年以上の使用なら買い替えの検討を エアコンの耐用年数は一般的に10年〜15年です。10年以上使用している機器で高額な修理費用がかかる場合、修理しても数年後に別の箇所が壊れるリスクがあります。修理代に少し上乗せすれば最新の省エネ機種に交換できるケースもあるため、交換時期が近い場合は新品への入れ替えも視野に入れて検討しましょう。
業務用エアコンのエラーは、自分たちで解決できるものから高額な修理が必要なものまで様々です。
エラーが出た時のセルフチェックリスト
いざという時に慌てないよう、これらの対処法をマニュアルとして覚えておきましょう。
設備担当者様、店舗・ビルオーナー様へ。業務用エアコンの交換時期が迫る中、最も気になるのは「一体いくらかかるのか」という費用相場でしょう。業務用エアコンの費用は、設置する台数と施設規模によって大きく変動し、小規模店舗で数十万円、大規模施設では億単位となるケースもあります。
この記事では、業者が公開したデータに基づき、施設規模別に業務用エアコンの入れ替え費用と必要な台数の目安を簡潔にまとめました。貴社の耐用年数が近いエアコンの交換計画や、予算策定の際にご活用ください。
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費用が40万円から300万円未満に収まるのは、主に小規模な店舗や施設です。具体的には、ラーメン店、カウンターバー、小規模な個人病院、コンビニエンスストアなどが該当します。この規模の施設では、設置台数は1台から5台程度が目安となります。
1台のみの入れ替えであれば、費用は40万円〜50万円程度に収まることがあります。この価格帯では、機器の仕様が標準的であり、工事も比較的シンプルであるため、大きな追加費用が発生しにくい傾向にあります。ただし、飲食店の厨房など、油や熱の影響が大きい場所に設置する場合は、特殊な機種選定やメンテナンス頻度が高くなることを考慮する必要があります。
費用が300万円から1,000万円程度のレンジとなるのは、中規模の施設です。例えば、100坪程度の少し大きな病院や、大きめの居酒屋などが該当します。この規模では、設置台数は10台から20台程度が目安となります。
設置台数が二桁に増えるため、小規模施設よりも費用は大きく上がります。複数台の入れ替えでは、配管工事や電気系統の調整も必要となるため、工事の計画性が求められます。また、病院やクリニックなどでは、静音性や清潔性に関する機器のグレードアップにより、費用がレンジの上限に近づくことがあります。
費用が1,000万円から4,000万円のレンジとなるのは、大型の商業施設です。大規模なスーパーマーケット、家電量販店、ユニクロなどの大型物販店舗がこれに該当します。この規模になると、設置台数は30台から80台程度となり、空調システム全体の制御が複雑になります。
機器代だけでなく、工事の難易度が一気に上昇します。多数の機器を一括管理するための集中リモコンの導入や、複雑なダクト・配管工事が必要になるためです。この価格帯の工事では、部分的な交換ではなく、全館的なシステム入れ替えとなることが多く、事前の詳細な見積もりと工程管理が非常に重要となります。
費用が4,000万円から1億円、またはそれ以上となるのは、超大規模なビルや公共施設です。具体的には、5階建て程度の大きなビル、大規模な学校、市役所、区役所などが該当します。この規模では、設置台数は80台から100台近くに達します。
機器の台数が多いことに加え、大規模な室外機は手作業での搬入が不可能になるため、クレーンなどの重機が必要となります。工事の計画も複雑を極め、施設の業務を止めずに工事を進行させるため、工期が1年程度に及ぶこともあります。全面改修でなく、部分的な故障や耐用年数を迎えた箇所から計画的に交換していくのが一般的です。
業務用エアコンの入れ替え費用は、設置台数が主要な決定要因となります。
費用と台数に関する確認事項
この記事の内容を参考に、失敗のない業務用エアコンの交換計画を進めてください。
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