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日別アーカイブ: 2025年12月31日

業務用エアコンの隠蔽配管工事とは?メリット・デメリットと注意点をプロが解説

業務用エアコンの設置や入れ替えを検討する際、避けて通れないのが配管工事の選択です。特に「隠蔽配管(いんぺいはいかん)」は、店舗やオフィスの美観を損なわず、すっきりとした空間を実現するために欠かせない工法です。しかし、建物の構造によっては設置が難しかったり、将来的なメンテナンスに影響が出たりする場合もあります。

本記事では、業務用エアコンにおける隠蔽配管工事の基礎知識から、メリット・デメリット、そして露出配管を選ばざるを得ない特殊なケースについて、プロの視点で分かりやすく解説します。この記事を読むことで、貴社の施設に最適な配管方法が判断でき、失敗のない空調計画を立てられるようになります。

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隠蔽配管工事の概要とメリット

隠蔽配管とは、エアコンの冷媒管やドレン管(排水管)を、建物の天井裏や壁の中に隠して設置する工法のことです。

  • 美観を損なわない高いデザイン性 最大のメリットは、室外機と室内機を繋ぐ配管が一切表に見えないことです。外部から見ても、外壁に配管が露出することがないため、建物の外観を損なうことがありません。店舗やクリニック、高級感のあるオフィスなど、見た目の美しさを重視する施設には必須の工法と言えます。
  • 業務用エアコンの標準的な工法 家庭用エアコンでは露出配管も一般的ですが、業務用エアコン(特に天井カセット型)の場合、室内機自体が天井に埋め込まれているため、配管も自ずと天井裏を通る「隠蔽配管」が標準的な形となります。

隠蔽配管が困難なケースと露出配管の必要性

基本的には隠蔽配管が推奨されますが、建物の構造上の制約により、配管を外に出す「露出配管」を選択しなければならないケースがあります。

  • 天井裏のスペース不足と梁(はり)の干渉 店舗の改装などで天井を高く設計し直した場合、天井裏の隙間が極端に狭くなることがあります。エアコンのドレン管は「1メートルにつき1センチ」の高低差をつけて水を流す「勾配」が必要です。天井裏に十分な高さがないと、長距離の配管で必要な勾配が確保できず、排水トラブルを防ぐために配管を一度室内に露出させて下ろす必要が生じます。また、建物の大きな梁が配管ルートを塞いでいる場合も、露出配管を検討することになります。
  • スケルトン天井(天井なし)のデザイン 近年、カフェやアパレルショップなどで見られる「天井を張らずに配管をあえて見せる」スケルトン天井のデザインを採用している場合は、物理的に隠蔽する場所がないため、すべて露出配管となります。
  • 後付け設置によるルート確保の困難さ もともとエアコンが設置されていなかった場所に、後から新しくエアコンを追加する場合、既存の壁や天井を壊さずに配管を通すルートが確保できないことがあります。このようなリフォームや増設の際にも、露出配管が選ばれるケースが多いです。

隠蔽配管を採用する際の注意点

隠蔽配管はメリットが多い一方で、工事の段階で注意しておくべきポイントがあります。

  • ドレン勾配の確実な確保 目に見えない天井裏を通すため、施工時に適切な勾配が取られていることが絶対条件です。勾配が不足すると、配管内に水が溜まり、将来的な水漏れや雑菌繁殖の原因となります。
  • 将来の交換時期を見据えた設計 隠蔽配管は壁や天井の中に埋め殺しにするため、10年〜15年後の交換時期に配管をそのまま流用できるか、あるいは抜き替えが可能かどうかが重要になります。将来的な耐用年数を見据え、メンテナンスや入れ替えがしやすいルート設計を業者と相談することが大切です。

まとめ

業務用エアコンの配管工事は、建物の構造とデザインのバランスを考えて決定する必要があります。

配管方法を決定するためのチェックポイント

  • 美観の優先度: 店舗やオフィスのデザインを重視する場合は、原則として隠蔽配管を選択しましょう。
  • 天井裏の状況確認: 天井裏に十分なスペースがあるか、排水に必要な**勾配(1m/1cm)**が確保できるかを専門業者に調査してもらいましょう。
  • 特殊なケースの検討: スケルトン天井や、後付けでの設置、または構造上の制約がある場合は、無理に隠蔽せず、機能性を重視した露出配管を検討してください。

適切な配管方法を選ぶことで、長期にわたってトラブルのない快適な空調環境を維持することができます。

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業務用エアコンの手抜き工事を防ぐ!プロが教える現場の実態と対策

業務用エアコンの設置・入れ替え時、見積もり金額の安さだけで業者を選んでいませんか。実は、目に見えない天井裏や室外機の設置方法に「手抜き工事」が潜んでいることがあります。不適切な施工は、将来的なガス漏れや水漏れ、さらには火災や事故の原因となり、結果として多額の修理費用を招きかねません。

この記事では、空調設備のプロが現場で目にする「よくある手抜き工事」の事例とそのリスク、そして信頼できる業者を見極めるためのチェックポイントを解説します。適切な施工は、機器の耐用年数を全うさせ、長期的なコスト削減に直結します。

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室内機の設置と配管接続に潜むリスク

室内機の設置や配管の接続作業は、狭い天井裏などで行われることが多く、確認不足や技術不足がトラブルに直結しやすい箇所です。

  • 接続部の結露と水漏れ エアコンの本体と配管の接続部分には、結露を防ぐための保温材を巻きます。この巻き方が緩かったり、隙間があったりすると、外気が入り込んで接続部から結露が発生します。発生した水が天井ボードを傷めたり、真下にある商品やお客さまを濡らしてしまったりするトラブルが後を絶ちません。
  • ガス漏れを引き起こす確認不足 配管接続時の締め付けが不十分だったり、接続部に傷があったりするとガス漏れの原因になります。本来、施工後には「気密試験」として窒素で圧力をかけ、漏れがないかを確認する工程がありますが、手間を惜しんでこの検査を省く業者も存在します。検査を怠ると、夏の最も暑い時期に「冷えが悪い」というトラブルとして露呈します。

機器の寿命を縮める不適切な真空引きとガス補充

エアコンの内部を真空にする「真空引き」や、配管長に合わせた「冷媒ガス補充」は、機器の心臓部であるコンプレッサーの寿命に大きく関わります。

  • 真空引きの時間の短縮 配管接続後、中の空気や水分を取り除く「真空引き」作業が必要です。本来1時間以上の時間をかけて丁寧に行うべき作業ですが、15分〜30分程度で切り上げてしまう業者がいます。配管内に残った空気や水分は、数年後のコンプレッサー故障の引き金となり、機器の耐用年数を著しく縮めてしまいます。
  • 感覚に頼った冷媒ガスの重点 配管の長さに応じて、メーカー指定の量を計算して冷媒ガスを補充する必要があります。これを計算せず、感覚や「だいたい」で入れてしまうと、ガスの過不足が生じます。特にガスを多めに入れすぎるとコンプレッサーに過度な負荷がかかり、真夏にエラーで停止したり、早期故障の原因になったりします。

排水トラブルを防ぐドレン配管の勾配管理

冷房使用時に発生する水を排出する「ドレン配管」は、重力を利用して水を流すための「勾配(角度)」が極めて重要です。

  • 逆勾配による水漏れトラブル 配管は1メートルにつき1センチ程度の高低差をつけるのが基本ですが、天井裏の梁(はり)などの障害物がある場合、適切に勾配を取るのが難しくなります。目視だけで「流れているだろう」と判断し、水平器での確認を怠ると、水が逆流したり溜まったりして室内機から水が溢れ出します。
  • 配管の吊り込み不足による「たわみ」 施工直後は問題なくても、配管を吊る間隔が広すぎると、経年劣化や熱の影響で配管の真ん中が垂れ下がってしまいます。この「たわみ」に水が溜まると、雑菌の繁殖や詰まりの原因となり、数年後に深刻な水漏れを引き起こします。

安全とコストに関わる電気工事と事故防止対策

目に見えない電気系統や、転倒防止といった安全対策の不備は、命に関わる重大な事故につながる恐れがあります。

  • 漏電ブレーカーへの交換見落とし 古いエアコンから最新機種に交換する際、本来は安全のために「漏電ブレーカー」への交換が推奨されるケースがあります。コストを安く見せるために、あえて説明せずに古いブレーカーをそのまま使い続ける業者がいますが、これは有事の際の火災リスクを高める行為です。
  • 室外機の転倒防止処置の省略 地震や強い衝撃で室外機が倒れないよう、壁に固定するなどの「転倒防止」は必須の工程です。しかし、建物の裏側など人目に付かない場所であることをいいことに、この作業を省く業者が見受けられます。大型の室外機が転倒すれば、機器の破損だけでなく、重大な人身事故につながる危険があります。

まとめ

業務用エアコンの施工品質は、導入時の安心感だけでなく、その後の10年、15年の運用コストを左右します。

手抜き工事を防ぐためのチェックリスト

  • 試験の実施確認: 施工前に「気密試験(ガス漏れ確認)」や「排水試験(通水確認)」を確実に行うよう、一言念押ししましょう。
  • 真空引きの徹底: 作業工程の中で、十分な時間をかけて真空引きを行っているか確認しましょう。
  • 安全対策の説明: ブレーカーの交換や転倒防止処置について、明確な説明があるかチェックしましょう。
  • 電気契約の申請: 最新の省エネ機種に交換した際は、電力会社への基本料金引き下げ申請(電子申請など)を行ってくれるか、または案内があるか確認すると節電につながります。

安価な見積もりに惑わされず、工程の重要性を正しく理解し説明してくれる業者を選ぶことが、結果として最もコストパフォーマンスの高い選択となります。

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【プロ直伝】業務用エアコン清掃で電気代削減!寿命を延ばすメンテナンス術

業務用エアコンの電気代高騰や、不快なニオイ、突然の水漏れに悩んでいませんか。これらは適切な清掃不足が原因かもしれません。フィルターや内部の熱交換器が汚れると、空調効率が著しく低下し、故障のリスクも高まります。本記事では、プロの視点から電気代を抑え、エアコンの寿命を延ばすための清掃箇所や頻度、費用相場を徹底解説します。10月〜11月の冷房終了後が最適な清掃タイミングです。

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エアコン清掃を怠ることで発生する重大なリスク

業務用エアコンの清掃を長期間行わないと、目に見えない部分で深刻な問題が進行し、経営コストや衛生環境に悪影響を及ぼします。

  • 電気代の高騰と効率の低下 室内機の内部にある「熱交換器」に埃が詰まると、空気の通りが悪くなり、冷暖房の効率が急激に低下します。さらに、フィルターが目詰まりすると風量が減り、部屋を冷やしたり温めたりするためにエアコンが常にフルパワーで運転しなければならなくなります。この結果、無駄な電力を消費し続け、電気代が跳ね上がってしまいます。
  • 突然の故障と寿命の短縮 汚れが溜まった状態で長時間運転を続けると、機械に過度な負荷(高負荷状態)がかかり続けます。これが原因で部品の劣化が早まり、本来の耐用年数を全うする前に故障してしまうリスクが高まります。また、内部に溜まったヘドロ状の汚れが排水を妨げ、室内機からの水漏れトラブルを引き起こすことも少なくありません。
  • 衛生環境の悪化とニオイの発生 エアコン内部は結露によりカビが繁殖しやすい環境です。真っ黒に汚れたカビや埃を放置したまま運転すると、嫌なニオイを撒き散らすだけでなく、建物内の衛生環境を悪化させ、利用者の健康に影響を及ぼす可能性もあります。

自分でできる清掃箇所とプロに任せるべき箇所

業務用エアコンのメンテナンスには、日々のセルフケアと専門業者による徹底洗浄の組み合わせが不可欠です。

  • セルフケアで対応可能な箇所
    • フィルター清掃: 最も重要かつ手軽な対策です。室内への埃や花粉の侵入を防ぐフィルターをこまめに清掃することで、空気の流れを確保できます。
    • 室外機周辺の整理: 室外機の背面に落ち葉やビニール袋が張り付いていると、排熱効率が落ちてしまいます。周囲の雑草を刈ったり、ゴミを取り除いたりするだけで、空調効率の改善につながります。
  • 専門業者による内部洗浄が必要な箇所
    • 熱交換器(ラジエーター部分): 細かいフィンの間に詰まった汚れは専用の洗浄剤と高圧洗浄が必要です。ここを綺麗にすることで、熱交換効率が劇的に回復します。
    • 送風ファン: 風を送り出すプロペラ部分に埃が付着すると、風の勢いが弱まります。ここも専門業者による清掃が推奨されます。
    • ドレンパン(受け皿): 結露水が溜まる場所です。ヘドロ状の汚れが溜まると排水不良の原因になるため、分解洗浄が必要です。

業種別・場所別に見る適切な清掃頻度の目安

エアコンの使用環境によって、汚れの溜まるスピードは大きく異なります。

  • オフィス・事務所 比較的環境が綺麗なため、熱交換器などの徹底洗浄は2年に1回程度でも問題ない場合があります。ただし、フィルター清掃は1〜2ヶ月に1回は行うのが理想的です。
  • 一般的な飲食店 不特定多数の出入りがあるため、1年に1回は業者による内部洗浄を検討しましょう。
  • 焼肉店・油を多用する飲食店 油煙が室内機に吸い込まれるため、内部が非常に汚れやすくなります。最低でも半年に1回は専門業者による清掃が必要です。
  • 清掃のベストタイミング 10月〜11月頃の冷房使用が終わった時期が最適です。夏の冷房で発生したカビや汚れを放置して冬の暖房を使うと、温風と共にカビ菌を撒き散らすことになります。暖房シーズン前にリセットすることで、冬場も清潔で効率的な空調を利用できます。

気になる費用相場とコストを抑えるコツ

プロに清掃を依頼する場合、適正価格を知っておくことで予算を立てやすくなります。

  • 1台あたりの費用目安 一般的な業務用エアコンの洗浄費用は、1台あたり2万円〜4万円が相場です。壁掛け型よりも構造が複雑な天井カセット型の方が、手間がかかる分、やや高めに設定される傾向があります。ネットで見かける「数千円」といった表記は、特定の部分のみの価格である場合が多いため、全体の分解洗浄が含まれているか確認が必要です。
  • メンテナンスコストを節約する方法
    • まとめ依頼で価格交渉: 1台ずつ別々に依頼するのではなく、建物内のエアコンを10台、20台とまとめて依頼することで、ボリュームディスカウントの交渉が可能になります。
    • 定期契約の活用: 「毎年この時期に依頼する」という定期契約を結ぶことで、お得意様割引などの恩恵を受けやすくなります。
    • 高機能フィルターの活用: 市販の使い捨て微細フィルターをあらかじめ装着しておくことで、内部への汚れの侵入を抑え、大掛かりな洗浄の頻度を下げることができます。

まとめ

業務用エアコンの清掃は、単なる掃除ではなく、「電気代削減」と「故障防止」のための重要な投資です。

清掃とメンテナンスの重要ポイント

  • フィルター清掃の徹底: 1〜2ヶ月に1回のセルフケアで、空調効率の低下を防ぎましょう。
  • 室外機周りの点検: 落ち葉や雑草を取り除き、空気の通り道を確保しましょう。
  • 適切なタイミングでの業者洗浄: 暖房シーズン前の10月〜11月に、熱交換器を含む内部洗浄を検討しましょう。
  • トータルコストの意識: 清掃費用を惜しんで電気代が高騰したり、交換時期が早まったりしないよう、計画的なメンテナンスを心がけてください。

定期的な清掃を行うことで、快適な空調空間を維持し、長期的な経営コストの最適化を実現しましょう。

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